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変化を受け入れ、直感に従う人生の愉しみ方:パリコーヒーショップマネージャー 植西みつ

  • 執筆者の写真: 友里江 古谷
    友里江 古谷
  • 3月24日
  • 読了時間: 4分

更新日:4月1日





パリマレ地区でコーヒーショップマネージャーとして働かれている植西みつさん。

フランス在住15年。元々フランスに住む予定で日本を飛び出したわけではなく

世界を旅しているうちにここに辿り着きました。




何か目的があって、それに向かって進むのではなく

自分の直感と流れに身を任せて人生を愉しまれているみつさん。

そんなみつさんの人生を楽しむ上でのTipsを伺いました。


#1 固定概念を外してみる

パリの大人気スポットでもあるマレ地区で、コーヒー屋さんのマネージャーとして働いているみつさん。

実は、以前はコーヒーに対しては苦手意識があったとのこと。


道具が美しいです
道具が美しいです

サンフランシスコに旅行に行った際、初めて浅煎りコーヒーに出会い概念が変わったそうです。

自分の知らないことが実はたくさんあると知り、そこからコーヒーを楽しむようになりました。

固定概念にとらわれず、新たな価値観や時代の変化に流れるようについていくことも大切に。



コーヒー以外にも、食やワイン、音楽など様々なことを生活に取り入れているみつさん。

新しいものに肯定的に関わっていく考え方がとても素敵です。







#2 ルールにとらわれずに自分の好きなものをたくさん集めてみる

みつさんのご自宅には世界各国を旅した時に集めた雑貨が至る所に。


並べ方にアートセンスを感じます
並べ方にアートセンスを感じます

特に何かを買うという目的を持っているわけではなく

その旅先で偶然出会い、素敵だと感じたものを持ち帰ってくるのだそう。

その土地のレストランなどでよく使われている食器を見てみると、そこに根付いた文化の特徴が見えてきます。



食器もその日の気分やゲストに合わせて組み合わせたり。

各国の個性あふれるデザインばかりですが、そのごちゃ混ぜ感もお気に入り。




故郷のものも大切に
故郷のものも大切に

旅先で出会ったものだけでなくところどころに日本を感じさせるものが入っているのも

とても素敵です。


洋物の中に信楽焼のたぬきがいるのが可愛い
洋物の中に信楽焼のたぬきがいるのが可愛い


#3 ローカルを楽しんでみる

海外で暮らす上でその地に馴染むということはとても時間のかかることだと思います。

たくさんの国を旅されてきたみつさん。

その地の文化を受け入れ、ローカルに入り込んでいきます。

少し勇気のいることかもしれませんが、

例えば、敢えて地元の人が行くような美容院に行ってみる。

もちろん大失敗を経験したこともあるそうですがそれも経験。

それから旅行先でその地のアーティストにタトゥーを入れてもらう。





動物や自然のモチーフがお好きとのこと
動物や自然のモチーフがお好きとのこと

変化や違いを楽しみながら受け入れ、自分に取り入れていくことで

本当の意味でその地に馴染むような気がします。


#4 自分を整える習慣

変化ばかり受け入れていても疲れてしまう人も多いのではないでしょうか。

そんな時は自分に合った習慣を見つけること。

みつさんの場合は、毎週通っているヨガと1日置きに湯船に浸かること。



ヨガとの出会いは18歳の時に初めての海外旅行で訪れたインド。

旅先で出会った人に教えられ、成り行きでヨガの聖地でヨガレッスンを受けることになったのが始まり。

元々体が硬かったとのことですが、今では毎週1回のヨガレッスンに通われていて

体調改善などにもつながったそう。



それから、1日置きに湯船に浸かることも欠かせない習慣の一つ。

パリでバスタブのある家を見つけるのは難しいのですが、

部屋探しの条件だったほど湯船に浸かることはみつさんにとって欠かせない習慣。

旅先でもできるだけ湯船に浸かるようにしているんだそう。


自分なりにいつもの習慣を持っておくと、変化が多い環境の中でも

自分のリズムを取り戻しやすいように思います。





自分自身をよく理解しつつ、そして周りのものも受け入れ柔軟に生きてゆく。

自分らしく海外で暮らす上でのとても良いヒントをいただきました。


動画はこちらよりご覧ください。

写真・文 YURIE FURUYA



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