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感性を豊かにするためのモーニングルーティン パリ在住コラージュ作家 龍山千里

  • 執筆者の写真: 友里江 古谷
    友里江 古谷
  • 5月3日
  • 読了時間: 3分

更新日:5月7日



パリでコラージュ作家として活躍されている龍山千里さん。

パリで暮らし始めてから、「何者でもない自分」に一旦リセットされた感覚があったそう。

今までやってきた何気ないことが、自分自身を作っていたことに気づき、昔から好きだったコラージュを仕事にするようになりました。

日々たくさんのことを感じながら暮らしている千里さん。

パリでの暮らしは作品にもたくさんの影響をもたらしていると言います。


日々の感性を豊かにするため、千里さんが毎日行っているルーティンを教えていただきました。


#01 心と体のチューニング

部屋の日の当たるスペースにマットを広げ、まずは心と体をチューニングするストレッチから。



理由もなく、なんとなくうまくいかない時や不安な時、まずは体調を整えると言います。

心と体がつながっていると感じることが多く、どちらかが不調なときはどちらかを整えてみる。

意外とシンプルに悩みが解決できることもあるんだそう。



1日の始まりに行うことで、気の循環が巡り気持ちの良い1日になります。

実際に心と体が整っているときには良い作品を生み出せるそう。


じっくりと瞑想をして自分自身を感じていきます
じっくりと瞑想をして自分自身を感じていきます


#02 頭の中のお掃除

良いと聞いて何気なく始めたジャーナリング。

頭の中のごちゃごちゃしたものを朝一番に、「書く」ことで取り出していきます。



書く内容はさまざま。

昨日見た夢のこと、やらなければいけない仕事のこと、日々感じるモヤっとしたことなど。

誰に見せるわけでもないし、一定期間は書いたことも振り返らない。

とにかく頭に思い付いたことを文字として吐き出していきます。



マイナスの感情も思いのまま出し切っていきます。

頭の中のお掃除です。


#03 外の世界と繋がる

自分自身が整ったら、少しずつ外の世界へコネクトし始めます。

自身が整った状態であるからこそ、外の色々なことを受け入れやすくなる。

何気ない会話も大切な時間
何気ない会話も大切な時間

この日は、コーヒーを淹れて近くの森までお散歩に。

フランスの湿気や、太陽の光や緑の色。

日本とは違った感覚が千里さんの作風にも影響しています。



音や温度、その微妙な変化も楽しみます。

この日は春の訪れを感じました。


始まる季節
始まる季節

#04 内から外へ

取り入れた感覚を大切に、

自分の中に溜め込んだアイディアを外へ出していきます。



千里さんの作品は偶然性によって生まれる1点もの。

だからこそ、その時の自分の感覚や感情がとても大切。

コラージュをすること自体が自分自身を癒す行為でもあると言います。



最近はデジタルでの仕事も始めたそうで、これがまた手作業とは違った面白さがあるんだそう。

同じ柄をリピートさせたりすることで、思いもしなかった別の柄が浮かび上がってきます。



様々なテーマで作品作りを続けられている千里さん。

優しさや凛とした強さなどを感じられる作品が多く、眺めているだけでエネルギーをもらえるように思えます。


千里さんの取材動画はこちら。





写真・文 YURIE FURUYA

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