巡るひと皿、暮らしの音 #01 ホワイトアスパラ Misa Okumura
- 友里江 古谷
- 4月19日
- 読了時間: 2分

toc-toc新シリーズ「巡るひと皿、暮らしの音」の第一弾は
西フランスの田舎でスローライフを送るMisaさんのおすすめのひと皿。
フランスの春を楽しむ「ホワイトアスパラガスのオランデーズソース添え」

【材料 2〜3人前】
* ホワイトアスパラガス:4〜6本
* 卵黄:1個
* 水:大さじ1
* 有塩バター:35g
* レモン汁:小さじ1
* 塩:少々
* ワイルドガーリック:少々

フランスでは、ホワイトアスパラガスの旬は4月から6月
春先には市場に出回り、新鮮で香り高いものが手に入ります。
フランスで暮らす人にとって、ホワイトアスパラガスは春を教えてくれる野菜のひとつです。
ホワイトアスパラガスの根本を切り落とし、皮をピーラーで丁寧に剥きます。
皮は硬く繊維質が多く、そのまま食べると口当たりが悪いので、取り残しがないように。
沸いたお湯でホワイトアスパラガスを
茹でる際は剥いた皮も一緒に

皮と一緒に茹でることでアスパラガス自体に旨味や風味が移るんだそう。

食べる時にキッチン周りは綺麗に保つのがモットーのMisaさん。
フランス家庭料理は煮込む、焼く、蒸すなどのほったらかしにできる調理工程が多いようで
その間に他の家事をしたり家族と話したり。

ホワイトアスパラガスが茹で上がりの目安は、ナイフや竹串がすーっと通ったら。
茹で汁に漬けたまま、冷まします。
お次は、オランデーズソース作り。
オランデーズソース(Hollandaise Sauce)は、フランス料理の基本ソースの一つ。
クリーミーでコクがあり、アスパラガスやエッグベネディクトなどに使われます。
卵黄 1個 水 大さじ1
少量の水分が加わることで、乳化が安定し、
バターを加える際に分離しにくくなるんだそう

湯煎で泡立てながら温めます。
分離しないように、溶かしバターを少しずつ加え
もったりとしてくるまで混ぜ合わせます。

塩 少々、レモン果汁 小さじ1を加えたらソースの完成です。

冷ましておいたアスパラと付け合わせのキャロットラペ、ジャガイモをお皿に盛ります。
最後にお庭から摘んできたL'ail des ours(ギョウジャニンニク)を添えて。

完成です。
白ワインと合わせて、Bon appétit !

美味しく出来上がりました。
旬の素材をシンプルに楽しむ素敵なひと皿でした。
レシピ動画はこちら。
記事ではお伝えしきれない暮らしの音とともにお楽しみください。
写真・文 YURIE FURUYA